2023/01/12 14:25
お豆腐の旬と効能
冷蔵技術が発達してどの食材も年中スーパーに行けば置いてあり、
旬が忘れられつつあります。
皆さんお豆腐って旬があるの知ってましたか?
実は、パックに入って売られている豆腐にも旬があるのです!
知らない方の方が多いかもですね(*'▽')
豆腐の旬というのは単に大豆が収穫される時期というのもありますが
身体が豆腐を欲する時期でもあると私は思っています。
ちょっと調べてみたらいろいろわかってきましたので書いてみま~す。
豆腐の旬とは、1月から2月、寒い冬の時期になります。
豆腐の旬は冷やっこが美味しい夏でしょう‼
と、思われた方も多いのでは?
なぜ、この時期かと言いますと、
10月から、12月にかけ秋から冬に大豆の収穫が行われます。
収穫された国産の大豆は乾燥貯蔵されます。
豆腐用の新豆大豆が出回るようになるのは年末から年明けです。
しかし豆腐屋的に収穫したての大豆は水分量が安定しておらず豆腐に仕上げるのは
ばらつきがありとても難しいそうです。(工場長談)
貯蔵された大豆の水分が適度に落ち着く1月から2月頃!
年明けから、節分・立春の頃に新豆を使った豆腐が出回るようになります。
新豆の大豆を使って作った豆腐は栄養価が高くとても良い風味がするんですよ。
ちなみに晩秋の季語に新豆腐という季語も出てくるそうです。
また、薬膳的に豆腐は五味:甘味 五性:涼の性質を持っており
栄養を与え、身体の中の熱を逃がす食材だそうです。
でもなぜ寒い冬に涼の性質を持つ豆腐や大豆を食べるのか?これまた謎は深まってきました。
もう少し掘り下げつつ調べていくと、
大豆や豆腐の持つ五味の、甘味は本能的に冬に体が蓄えたい栄養です。
寒いと甘味を欲するので冬にエネルギーを蓄えたい私たちの体は、糖分とたんぱく質が豊富な大豆、豆腐を必要とします。
また、豆腐や豆乳、大豆・大豆製品全般は体の熱を取り、体を潤すと言われております。
秋から冬にかけて私たちの体は内からも外からもどんどん乾燥してきます。
寒い冬は暖房をけるので思っている以上に体はカラカラになります。
身体の内が乾燥して乾くと流れが滞り、風邪をひきやすくなると言われています。
そんな冬の体を潤してくれるのが豆腐をはじめ大豆、大豆加工品なんです!
※他にも潤す食材は沢山あると思いますのであくまで豆腐屋視点の見解です(≧▽≦)
気になる方は検索してみて豆腐以外の食材も色々調べて食べ物や飲み物から医食同源!(^^)!
あれ~でも、甘味を欲するのと、身体を潤わせるのは何となくわかったけれど、
なんで??
涼ってすずしいと書くので、涼の性質持っている食材は体を冷やしてしまうのでは?
身体の熱をとってしまうので寒くなって逆に冷えるじゃないの(-_-;)?
と誰もが疑問に思ったのではないでしょうか?
私も???
なんでがいっぱいになりましたので…
もう少し、調べてみました。
それは冬の寒さや運動不足から、冬は汗をかかなくなります。
余分な熱がたまると体のめぐりが悪くなると言われており、ほてったり、頭痛、だるさ等、
体や自律神経に支障が出てくるそうです。
身体にこもった余分な熱の発散が滞ってしまったそんな時、お豆腐の涼の性質が大活躍。
身体の余分な熱を発散して体の流れをスムーズにし滞りをスムーズに潤してくれます。
身体が潤うと健康で寒さの感じ方も穏やかになり、冬を快適に過ごせると言われているのだそう。
おおっ!じゃあ豆腐食べよう!と思っていただけると嬉しいです。
是非是非頑張っている町の豆腐屋さんで美味しい豆腐買って食べてみて下さいね!
でもんね(*^^*)なんでも食べすぎは良くないので、バランスよくとることをオススメ致しま~す。
冬に豆腐と一緒に食べるといい食材はビタミンたっぷりな冬の緑黄色野菜や
体を温める食材(ネギ、生姜、、唐辛子、エビ、豚肉、味噌、納豆等々)と合わせるのがgood(^_^)/
あったかい味噌鍋やキムチ鍋もいいですね、手あげ入れた京都ならではのかす汁も捨てがたい!
温奴に生姜餡掛けて熱々でいただくのもいいですね~。
皆さんどんな豆腐料理が頭に浮かびましたか?
皆さんの冬が温かく健康で美味しい冬になりますよう、1月、2月は美味しい豆腐食べながら
豆腐の旬について食卓に豆腐の花を咲かせて頂けると嬉しいです。
では私はネギたっぷりの上田の絹こしでトロトロの湯豆腐を頂こうと思いま~す。
ではまた次回(^_^)/